Jamstack（ジャムスタック）とは
Webサーバーに依存しない
新しいホームページの仕組み
Jamstackは、優れたパフォーマンスと堅牢なセキュリティのWebサイトを実現するためのシステム構成です。従来のWeb開発手法に比べて開発者側の専門知識は必要となりますが、圧倒的なパフォーマンスを期待できます。
現在、多くのホームページが、WordPressを始めとした従来のシステム構成で運用されています。しかし、従来のシステム構成では、セキュリティの脆弱性が高いことや、アクセス集中によりサーバーがダウンしサイトが見られなくなる、コンテンツが多いとページの表示速度が遅くなる等の様々なデメリットがあります。
そのような中で、2017年に登場して以降、海外のIT企業を中心に注目を集め、近年、日本でも国や大手企業が導入し始めているのが、Jamstackです。
当社ではこの新しい仕組みをいち早く取り入れ、より優れたパフォーマンスと堅牢なセキュリティをあわせ持つ新しいホームページ制作を行っています。
Jamstackでは、サーバー・データベースとのやり取りが不要であり、アクセスがあれば該当ページを返しブラウザに表示するだけで完結します。
Webサーバー停止の影響を受けない
サーバーダウンなどのWebサーバーのトラブルに、サイトが影響を受けません。また、大量アクセスにも強く、一時的なトラフィック増加も効率的に処理します。安定してホームページが表示されるため、ユーザーの訪問機会を逃しません。
堅牢なセキュリティ
Webサーバーやデータベースを狙った悪意のある攻撃のリスクを大幅に減らすことが可能です。
なぜなら、サイト公開後にはデータベースとの連携が行われず、サーバーの処理も必要としないからです。
昨今のニュース報道を見て不安に思う方も多いと思われます。サイトの改ざんや情報漏洩等に対するリスクを激減させたいなら、Jamstackです。
表示速度が高速
URLにアクセスしたときの画面の表示速度や、同じサイト内の別ページへの遷移速度が非常に高速です。
ページ表示速度が1秒から3秒に増えると、サイト訪問者の直帰率が32%増加します。（出典：Google/SOASTA Research, 2017.）
高速表示により、ユーザーのストレスを減らし、サイトの離脱率を下げる効果が期待できます。
デバイスや環境を問わずに表示可能
電波の弱い場所や、インターネット回線の通信速度が遅い状況でも、サイトを表示することが可能です。
スマホ、タブレット、PCといったデバイスを問わず、時間・場所を問わず、あらゆる方面からの流入の増加が期待できます。
SEOに強い
高速な表示速度やユーザー体験（UX）の向上は、Googleの検索順位にも良い影響を与えます。
私たちは、Googleが提供する「PageSpeed
Insights」で90点以上（全世界で10%相当）を目指します。
検索結果が上位に表示されることにより、ホームページへの訪問者の増加が期待できます。
より専門的な話になりますが、Jamstackは"システム構成例"とお伝えしました。そのため、いくつかのサービスを組み合わせて利用されます。
当社では、Jamstackでほぼ必須となる、【1.静的サイトジェネレーター（SSG）】【2.ヘッドレスCMS】【3.ホスティングサービス（CDN）】（※）に加え、さらに独自の技術を組み合わせることにより、パフォーマンスとセキュリティに優れたホームページ制作・運用を行っています。
SSGにおいては、数あるフレームワークの中からお客様に合った最もパフォーマンスに優れたものを採用。
さらに、画像の圧縮、遅延ローディング、ファイルの軽量化など様々な対策を行うことにより、圧倒的にパフォーマンスの高いホームページを実現します。
また、パフォーマンスだけでなく、SEO対策の基礎となるような項目（アクセシビリティ最適化、キーワード選定、HTMLタグ等）も徹底的に行うことにより、よりSEOに強いホームページに仕上げています。